be 2010-08-13
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西尾氏も大分丸くなりましたね。戯言シリーズで過激にやっていた頃が懐かしい。
戯言→世界→物語と読んできた自分にとっては、そもそも最初の化物語がでたときに、
「こんないかにもラノベらしい作品も書くのだな」などと思ったものです。
今ではもうそればっかですね。
さて、内容ですが、(ネタバレ有)
メタフィクション的なネタも交えたコメディパート
+
本題の問題認識+異能バトルによる解決
の構成はいつもどうりです。
本当にラノベ。しかし、メタフィクション的なコメディはそろそろ飽きた感も有ります。あるいは単に消費材と化したか。
面白いことには面白いし、昨年からのアニメ版による、あの端正なデザインによって魅力を延長させたキャラ達と、まぁこんな馬鹿話ができる阿良々木くんは幸せ者かと思いますが、いかんせんそういうところで露呈する安易さ、あるいはメタ的なネタが、後半部の緊張感を損ねている気がします。
うまく切り替えができていればいいのですが、阿良々木君のけじめはいまいちですね。
いつぞや聞いた「不幸な女子が萌える」には同感ですが、それを語るには語り部・主人公としてはもう少し描写力をつけて欲しい。
そらばさ姉も切れるわけです。切れるばさ姉は(想像する限りでも)それなりに魅力的ですが。
そんなわけで、作品の魅力の結構な部分が、アニメを含めた以前の作品(特にキャラクター)に依存している(これについては悪いとか良いとかは一概に言えない。アンバランスなだけ)、また傾向としてやはり(若干半端な)消費材的な作品に移りつつある、この2点だけマイナスして★3、と言いたいところですが、
まさか物語シリーズをここから読み始める人はいないだろうし、読み続けている人ならそんなことは100も承知でしょうから★4にします。