lexusboy 2010-03-03
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「NHKスペシャル 地球大進化 46億年・人類への旅 DVD-BOX 1」で、地球上が完全に凍結した「全球凍結」(7億年前。カンブリア紀は5億4400万年前に始まる)という状態があったという仮説が紹介されて興味を持ち本書を買い求めた。
久々に出してきたが、やはりおもしろかったので簡単に紹介。
当時低緯度(要は赤道に近い)であった地域に氷河の跡があるという事実、それから氷河の堆積物を覆う縞状炭酸塩岩の組み合わせがなぜ起こったかを、ハーバード大学のホフマン教授らが「全球凍結(スノーボール・アース仮説)」を証明しようとする物語である。
他の対立する仮説も紹介されるが、それぞれの仮説がどういう関係になっているかが、素人にはちょっと分かりにくいのがつらい。
寒冷化したシナリオであるが、8億年前にあった大陸ロディニア大陸の形成と分裂の中で、何らかの理由で大気中の二酸化炭素が減少したことが要因のようであるが、様々な要因が絡むため(太陽の明るさは現在より6%暗かったりとか)、要因の解明に向けての課題は山積みのようだ。ただ、一旦、氷床が拡大しだすと、地表の反射率が高まり、気温がさらに下がる。
一方、冷え切った地球を暖めたのは、何らかの原因(火山噴火?)で増加した二酸化炭素で、これが現在の350倍にも達したという。
ある時を境に温度は上昇し、温暖湿潤な気候の下で陸地の風化と浸食が進み、大気中の二酸化炭素は炭酸岩塩として沈殿し、二酸化炭素の減少に伴って、気温が下がると言うことだ。
「プルームテクトニクスと全地球史解読」でも、「生命と地球の共進化」という題名で、著者が文章を寄せている。
この原稿の問題意識は、地質的なトピックスと生物進化のトピックスを付き合わせてみて、相互の関係を見ていくと言うことであると思われる。
多細胞動物化石が豊富に出現するのは6億年前(エディアカラ生物群)とのことで、全球凍結がその出現に何らかの関係があるのではというテーマが扱われている。
この原稿の中でおもしろかったのは、27億年前頃に大陸地殻の急激な成長があり、シアノバクテリアによる大規模なストロマトライトの形成が可能になったという記述である。