ぷりうす 2007-05-15
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ヨン様、ビョン様、きよし君、タッキー、ハンカチ王子・・・
今、日本中の中高年女性がイケメンで爽やかな彼らに「萌えて」いる。おば様たちに拡がる「ロマンチックウィルス」の実態と効用を解説する。
はじめはびっくりしたが、最近では、すっかり定着し違和感がなくなったおば様たちの追っかけ軍団。空港で黄色い歓声でアイドルに呼びかけ、全国ツアーについていき、ドラマのロケ地を訪れ、グッズを買いあさる。
普通のおばさまたちが、なぜ突然熱におかされたようになるのか。本書を読めば分かります。
身近な人がこのウィルスに感染している人であれば、非常に納得できる内容です。
僕が特に興味深かったのは、ロマンチックウィルス感染者と「萌える男」の共通点について。
本書を読んでいて、なんとなく共通点を感じていたのですが、やはり非常に似たところが多いですね。
ものが豊かな時代の中でも満たされず、精神的な満足を追い求め、それが得られない現実には見切りをつけてファンタジーや妄想の中に、それを見出す。誰も傷つけることなく、ドキドキが味わえる。世界が広がる。仲間も増える。若返る。「いい年をして・・・」という発言こそ余計なお世話というもので、本人が幸福で周りに迷惑さえかけなければ、考えようによってはこんなによいことはありません。
コマ劇の前で熱狂するおば様たちの気持ちが少しだけ分かる本。興味本位に覗いてみても面白いですよ。ウィルス感染者の方、身近に感染者がいる方には特におすすめ。