みるみる 2009-12-19
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国際化(グローバリゼーション)。立場によって、この言葉の受け止め方は違う。
例えば日本人にとってのそれは、国際社会に自らを合わせていく事と捉えられている。
しかし欧米に置いては、自らが築いた基準を国際社会に強要する事を意味する。
まるで逆の意味になるという米原さんの解釈にはっとさせられた。
しかも、その国際社会を牽引する国の基準が、一時的な経済力や軍事力をもとに判断されており、文化が考慮されていないという意見にも、深く共感する。
また、通訳者という視点による、外国語学習を通じて得る考え方も、興味深い。
日本の常識が世界の非常識といった事に直面する機会が増え、批判思考と複眼思考が養われるが、
それと同時に、第一外国語に対しての愛着から、「外国語絶対化病」にかかる傾向にあると説いている。
この病気を克服するために、第二外国語の取得を勧めているのが面白い。
言語を通じたコミュニケーションの在り方についての米原さんの見解は、
彼女の体験したことを、彼女の言葉で綴ってるため、独創的であり新鮮で、ダイレクトに伝わる内容である。