如那傘如臼太 2009-12-10
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作品の本質については既に多くの方が言及しておられるので、ちょっと違った観点から一言。
この物語はとにかくキャラクター描写が濃いのである。
主人公は勿論のことだが、他の登場人物の多くも副主人公級に濃い。
濃い人物が多い反面、読んでいる途中で個々の人物の情報が錯綜してしまう恐れがあるので、
余程速く読めるとか余程記憶力に自信があるとかいう読者以外は、メモを取りつつ読むことを勧告したい。
本に書き込みをするのが嫌な人は、別の紙にメモれば宜しい。
何もせずに読み止してしまうと、挫折のもとになるだろう。
途中で登場人物の付加情報をこぼしてしまうと、物語の面白さが大幅に減る。
罪と罰・人物相関図
http://www013.upp.so-net.ne.jp/hongirai-san/kids/t-soukanzu.html
なるサイトもあるようだが、自分で読み進めながら作るのも面白いと思う。
個人的には、物語冒頭で登場するセミョーン・ザハールイチ・マルメラードフの妻であるカテリーナ・イワーノヴナ、
予審判事ポルフィーリィ・ペトローヴィチの言動が面白かった。