ねこじたゴリラ。 2010-01-06
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その題名に惹かれた。
読むと、目の奥が熱くなってくる。
愛する奥さんのことを書いた本なんですが、その奥さんがガンで亡くなるくだりは、その切なさ、空しさ、やるせなさに満ちている。
奥さんがいないということに、慣れることができない、と。
ふと、そう思ってしまって、また君に話しかけようとしてしまう、と。
そして、
そうか、もう君はいないのか。
切ない。
以前どこかで聞いた。
本当に心の底から愛し合い、愛を持続し、得難い関係を築ける夫婦というのは滅多にいないけど。
そういう夫婦というのは、どちらかが先に死んだ後に、地獄の苦しみを味わなければならない、って。
まあ、それも人生の幸せの捉え方を、その過程に置くか、結果に置くか、年月に置くか、苦しみ悲しみ喜びの量で置くかによりますが。
この本の途中に、奥さんを想った詩が二編載っているんですが、それが本当に素晴らしい。
男の孤独と甘えと幸せの全部が包含されている気がします。