よこはま こうたろう 2009-01-20
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映画監督 押井守が
映像だけでは伝えられなかったことを
文字として表現した本である
第1章は、オヤジ論
自身を肯定するための、自分勝手な論理かというとそうでもない
若者至上主義の世の中が、何故 はびこっているのか
誰が利益を得るのか、どういうオヤジが理想なのかについて
冷静に語っている
第2章は、自由論
自由とは何か、不自由と自由の違いは何かを皮切りに
価値とは何か、人と関わるということはどういうことか
その愉しさとは、自在感とは、欺瞞とは..と
畳み掛けるように問題を提起していく
第3章以降も、
勝敗論、セックスと文明論、コミュニケーション論と続いていく
決してごまかさず、真っ直ぐに論じていく
私は高校生のときに
著者が撮った映画、「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」を観た
ちょうど勉強中であった、古典のラ行変格活用
「あり をり はべり いまそがり」が映画のセリフで出てきて
大笑いしたことを思い出す
..同時に、無限に続く時間に対する恐れも..
著者は、凡人ではない
しかしあえて、凡人として自分を定義できるところに
その凄さがある