ushi1972 2004-07-09
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本書の帯には高橋英樹氏の顔写真とともに「僕の患者体験をお話しします!」の文字が躍っています。
睡眠時無呼吸症候群のようなありふれた病気に有名人が罹る確率は決して低いはずがなく、それ故に虎の門病院の売名が目的ではないかと一瞬勘ぐりたくもなるのですが、重要な点はそういう部分にあるのではなく、現在の日本の睡眠医療に向けられた関心というものが、芸能人を使ってでもPRしなければまだまだ著しく低いものでしかないという事実の裏返しであるというところにあります。
そういう意味では、著者の本当の狙いは実は第8章「睡眠時無呼吸症候群に対する国の考え方」という10数ページの中に現れているように感じます。
いずれにしてもとても政治的な意図の強い一冊ですが、そういった部分を深読みしなかったとしても、睡眠時無呼吸症候群の基礎的な知識がそつなくまとめられたよい本で、巻末の医療機関一覧を含めて役立つ情報満載です。