オランダの木こり 2009-05-03
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この本を読んで新たに分かったことをまとめてみます。
・うつ状態が少し回復傾向にあるときの患者の気持ちと、
その患者をそばで見守る他の人の考えとが食い違いやすいんです。
周りの人は、患者の回復の兆しに敏感なため、期待や希望を込めて
「だいぶ良くなってきたね」と声を掛けがちですが、
患者は、うつ状態がどん底のときの苦しみを忘れられず、
尾を引きずっていたりするので、だからそんなときに
「だいぶラクになってきたんじゃない?」などと言われると
患者は(ああ、やっぱり自分の苦しみを分かってくれる人は
いないんだ)と、絶望的になって死を考えることもあります。
・うつ状態でも出来る趣味があるなら、その趣味で楽しい時間を
作ることも治療のひとつです。
何もしないで悶々としていると、どうしても色々考えて
うつ状態を悪化させがちです。
一時凌ぎでも、つらい気持ちを忘れて何かに熱中することができれば
それは立派な治療です。
・うつ状態でつらいときは過去を振り返っても楽しかったときのことは
なかなか思い出せません。だから、楽しく過ごせたときは、それを
記録しておくといいです。
つらくて“今までもこれからも苦しいことばかり続く”と絶望したとき、
その【楽しく過ごせたときがあったことの記録】を読み返すと
“決してつらいことばかりじゃなかった”と
思いを変えることもできます。
・(家族だから、親なんだから、私のつらさを分かってほしい)
(分かってくれるべきだ)
と思うと、患者の思い通りに考えたり動いてくれない家族にイライラし
どうしてもネガティブな気持ちでいっぱいになり非常につらくなります。
そんなとき
“いくら家族でも、生んだ親も育った環境も異なるのだから、
「患者である自分が望むように考えて動いてくれ」というのは無理な話だ”
と、良い意味であきらめると、少しラクになるかも。