山本蒼一 2006-04-01
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日本という国には甘えの構造がある。かつて戦国期に易姓革命らしきものがあった
が、それもただ領主の首がすげ変わっただけであり、ポエニ戦争における、カルタゴの
耕地に「塩を撒いた」ローマのごとき、言語を異にする民族間の都市や国家を滅ぼ
す体の戦争を経験したことがなかった。思えば日露戦争をなんとなく勝ってしまった
ことが良くなかったのだろう。
第二次大戦におけるその準備不足、認識不足には目を被うものがある。
この本には押井さんの、そうした日本への怒りがある。
我われは生きる為に闘う。闘うならば、勝たなければならない。
そして、勝つということはその時代の正義を、その背中に負うことでもある。
勝つことには、世界に対して責任があるのだ。
この小説は、なりゆきでアジアの覇権国家となった日本という国が、世界でどのよう
に振舞うのかを描く小説である。
はたして PAX JAPONICA に未来はあるのか?
鬼才が描く新たな軍事小説「雷轟 rolling thunder」、ここに堂々開幕!!