親カッパ 2009-01-03
9 人中 7人 の方がこのレビューが参考になったと投票しています。
日本のソフトウェア産業が抱える問題について述べた本
著者は外資系監査法人から、独立コンサルタントになった方で
特にソフトウェアベンダーなどに勤めた経験が無い客観的な
視点で書かれています。
内容は、ソフトウェア産業にいる7人の意見をまとめています。
構成は1章にてソフトウェア会社の問題の指摘、
2章にてソフトウェア産業の”SE”の問題の指摘
3章にてソフトウェア業界の持つ問題の指摘
4章にてユーザー企業の持つ問題点の指摘を行っています。
他の人のレビューにも書いてありますが、問題点の指摘は
行っていますが、ほとんどの解決策が”独立をすること”に
なっており問題の本質には迫っていないように思います。
確かに酒が入った座談会レベルの内容をまとめたとの説明が
あるとおり、踏み込みの薄さが目立ちます。内容が薄い分
とても読みやすい本になっています。
日本のソフトウェア産業が”ダメな”点について、日本だけが
ダメなのか、ソフトウェア産業全体がダメなのかについては
酒の場の話だけでは出ないのですが、やはりそのような視点の
話はありません。
業界の内部で、”あるよねぇ”みたいなノリで酒のつまみに
なる話をまとめた本と書いてしまうとかなり厳しい評価になって
しまいますが、そのように感じました。