milk-ya 2010-02-02
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パラパラっとめくってみると、最初のほうにたくさんの写真。後半はイラスト付きで、解説。
表紙の写真「オニキンメ」のおっかない口に吸い込まれるかのように、
気がつくと熱心に読み進んでしまいました。
いわゆる「深海」とは水深200m以下の海域を言うのですが、この辺に生きる生き物はまだ私たちの
常識の範囲内の形をしています。しかし、500mを過ぎたころから光もささない、
だから光合成をする植物もなく、まったくの暗闇の中でうごめく生き物たちはもはや私たちの
想像をはるかに超えて、「なんじゃこりゃ」「うっ、気持ち悪」な見てくれや生態の
生き物のオンパレードです。
初めは怖いもの見たさで、写真を片目をつぶりながら見ていたのですが、よくまぁこんなところで
こんな風に進化して生きてきたものよなぁと、感心してしまいます。
しかもこの本の面白いところは、その文章のよさです。ゲラゲラ、アハハと大笑いはしませんが、
思わず鼻で「クスッ」と笑ってしまうウィットに満ちた文章で、なんだかだんだん深海にいるはずの
生物たちが身近に思えてしまいます(実際にいたらやっぱり気持ち悪いけど)。
深海豆知識も面白いですよ。ふだん私たちが口にしている魚類のいくつかは深海生物だって
知ってました?