萩原 湖太郎 2006-06-23
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本書を読み始めてすぐに「15年前のTurbo CやQuick Basicの入門書みたいだな」と思った。これは悪口ではなくて誉め言葉である。何故なら常々「最近のプログラミング入門書の多くは、(Borland C++ BuilderやVisual Basic.NET等の)プログラム開発ソフトウェアの入門書であって、プログラミングの入門書ではない」と感じていたからだ。15年前のプログラミング入門書にももちろんソフトウェアの操作方法を解説した部分はあったが、それはせいぜい全体の1/5〜1/4で、ほとんどのページは「プログラミング入門」にあてられていた。本書は、その「プログラミング入門」の部分だけを現代に蘇らせたような本だと思う(そもそも、それが本書の狙いだと思うが)。本当の独学プログラマ初心者に必要なのは本書のような本なのだ。
ただし、本当に中身は15年前のC言語入門と同じなので場合によっては注意が必要。テキストエディタでソースコードを書き、コマンドプロンプトでコンパイルし実行する、という昔ながらのスタイル。当然のことながら、Windowsプログラミングについては一切取り上げられていない。
C言語を用いてプログラミング特有の概念やプログラム例を説明しているので、同シリーズの『Cの絵本』と併読するのがよいだろう(ただし、重複もかなりある)。