ny 2008-05-02
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もともと映画をもっと楽しんで見られるようにと思って手にとって読みはじめた
のですが、読んでいるウチに全く別の利用法があることに気がつきました。
新しい考えを伝えたり、方向性を少し軌道修正するといった目的で行うプレゼン
テーションを一つの映画作品にたとえたとき、ここで語られているさまざまな視点
や技法がものすごく見通しをよくしてくれるのではないかと思えてきます。
とくに1巻よりこの2巻は、ドラマ、ストーリー、脚本、イデオロギー、理論など
といったテーマを取り上げており、プレゼンと言う目的においては2巻はヒントの
宝庫です。
プレゼンテーションのためにこんな分厚い映画のテキストを読む必要まであるのか
と思いますが、逆に表面的な「プレゼン速習術」と言った本を何冊も読んでも、こ
こに書かれているようなコトはまったく触れられていないので、ある意味では隠れ
た名著なのではないかと思えました。
このシーリーズ(というかこの出版社)の和訳がうまくないという評があちこちに
書かれています。いわゆる直訳の感じがして、機械で翻訳したような堅さと、用語
の統一がされていないなど、プロの仕事ではない翻訳なのは確かにそう思います。
しかし、文学作品ではないので、ここに書かれている情報を読み取ればそれでよい
と考えるならば、そんなに致命的なものではないし、前向きに考えれば、スラスラ
読めない分、注意しながら文章にあたれるのでこれはこれでよいのではないかと思
います。