西京BOY 2008-05-03
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いよいよ「らき☆すた」のDVDもこれと後1巻を残すのみ。
それと共に本遍も今までにはなかった面を出すようになってきた。
雰囲気的には今までと同じくまったりした小ネタの応酬なのだが
それも板についてきたというか、安定感を見せてくれている。と同時に違った部分も垣間見れる。
21話は衣替えのネタに始まり、そのままアニメオリジナルの修学旅行の話になだれ込む。
このオリジナルの話の出来が良い。具体的にはつかさが鹿に翻弄されるシーンなどは
原作にあってもおかしくないくらい。またここに来て遂に恋愛のシーンが!
かがみがラブレターを貰う展開があるのだがなんというか、今までのまったり具合から一転、
まるで恋愛アニメのような質感になっているのが芸が細かいな、と。
このような空気感を作るのが非常に上手い、というかこなれてるなと思う。
京都にいってまでアニメショップによるこなたも可笑しい。
肝心なのは22話。これはこのシリーズに於ける傑作回の一つである。
ファンなら知ってのとおり、「ここにある彼方」が存分に描かれるシーンである。
こなたの母が幽霊になって、こなたとそうじろう(父)の様子を見にくるという話なのだが
原作ではページ数が足りなかった為、再現できなかったかなたとそうじろうの暮らしぶりを
存分に描いたことで、この話に於ける感動具合やカタルシスを更に増大させた形になった。
普段、ゆるゆるだからこそこういう話をやったときのインパクトは凄まじい。
で、しかもこの話で締めると思いきやみなみとゆたかの百合ネタで落とす、という。一筋縄ではいかないな・・・。
大まかなトピックとしてはここら辺が個人的にグッときたのだがその他にも
こなたとそうじろうの会話がツッコミ満載だったり、こなたのゆたかに対するお姉さんっぷりが面白かったり
つかさが小島よしおのネタをやってたり。そうじろうの「萌死」発言もかなりキてる。
この作品は原作に対するリスペクトが足りないといわれることもあったが、
この巻を見るとむしろかなりの愛を感じてしまう。出来るだけ多くのネタを拾ってくれてるし。
ちなみに映像得点は白石みのるのディナーショー。
今野宏美とのデュエットもあり、グダグダ具合を楽しむといった仕様。