涼月 2008-04-03
23 人中 20人 の方がこのレビューが参考になったと投票しています。
私の薄型PS2では、幸いにして何の問題もなく起動している。今のところは例えば異音がすると言った、異常が起きる気配すらない。
そしてゲームとしては、少なくともつまらなくはないと思う。だが、どれほどプレイしても慣れる事がない、非常に痛い欠点がある。
かなり長い時間実際に遊んで感じた、その印象をレビューにしようと思う。
新武将はそれぞれに個性的で、かなり強い。寄せ集めモーションからオリジナルに昇格された佐々木小次郎と柴田勝家も面白い武将に仕上がっている。
新モードの傭兵演舞は、好き嫌いが分かれそうだがそれなりに遊べる。これについての問題は、やり込み要素としては引力に欠ける、というところか。クリアは簡単だが、難易度最高で100ステージとかを目指すと狂った難易度になる。
大きな問題は、他の部分にある。
コーエーは、今までは猛将伝移行時にシステムの改変には大きく手を入れなかったのだが、今回は2で猛威を振るった、圧倒的に強かった修羅属性が極端に弱体化させられている。
バランスを取ったつもりなのだろうが、これは明らかに余計な事だったと言わざるを得ない。何しろ、対武将の殺傷能力が、属性が付いていない状態よりも弱くなってしまうのだ。
比率ダメージ「のみ」で武器や武将の攻撃力を無視、という意味不明の属性になってしまったため、武将を「殺せない」。何を考えてこんな調整をしたのか、質問したいくらいだ。
これが、慣れる事のないストレスの原因になっている。これだけだと単に武器に修羅属性を付けなければいいだけに思えるが、実は違う。
このゲームにはスキルがあり、店で買えたり戦闘中に確率でスティールできたりするのだが、その中に「虎乱」というものがある。無双奥義を強化するというもので、最高の3レベルまで上がると、無双奥義中の全ての攻撃に修羅属性が付く。
これが病巣の中心だ。無双奥義で武将を殺せなくなってしまうのだ。
スキルを装備から外す事もできるが、それは虎乱0レベルにするという事で、3レベルを2レベルに下げる事はできない。それをしたければ「能力初期化」してゼロからやり直すしか選択肢がない。
最強状態は虎乱3レベル以外のスキルが揃った状態という事になるが、スキルは、それを持っている武将から「確率で」「勝手に」スティールしてしまう。
わざとダメージをくらうなどして確率を下げる事はできるが、ゼロになるのかならないのか、それでもスティールしてしまう事をどうしても避けられない。
スティールしてしまえばリセットしかない。リセットしないなら、虎乱0レベルで我慢するか能力初期化かの二者択一になってしまうからだ。
虎乱は装備から外す、最強を目指さなくていい、難易度修羅なんて知ったことか。
そういう人なら問題なく楽しめるかもしれない。だが、限界を目指したいと考えてしまう私には、それは無理だった。
この仕組みに気付いた当初は、嫌な気持ちになりながらもいつか慣れるだろうと思っていたのだが、どうやら「確率で」「リセットするか最強を諦めるか」になるのが、私にはどうしても我慢ならないらしい。
このレビューを読んで、私と同タイプと感じた人は同じストレスを感じる危険がある。
最終的には難易度を最高に上げるのがデフォルトで、使える要素は何でも利用して武将を最良の状態へ持っていく、そういった事に拘りがある人には、リスクのある買い物となる可能性があると思う。