maGuremono 2008-06-15
16 人中 15人 の方がこのレビューが参考になったと投票しています。
映像を北米クライテリオン盤のTelevision Versionと比較したところ、どうやら
同一のマスターを使用しているようです。
ということは現時点で全長版のビデオマスターとしては最良の素材を使っているわけで
メーカーさんの努力のあとが伺えます。
しかしこのマスター自体の画質がお世辞にも良いとは言えないクオリティ。
テレシネに使われたフィルムの経年劣化のせいなのか、色調は褪色して鮮やかさがなく、
光学的複製を重ねた際に出るようなグレインノイズが全編にわたって目立ちます。
また明度もコマごとに終止不安定です。
そして他のユーザーの皆様も言及されているように、撮影のヴィットリオ・ストラーロの
判断により1:2.0の画面比にトリミングされてしまっているので、以前のソフトで見えていた
画面の両端が見えなくなってしまっています。
以上のようにユーザーの視点からは大いに不満の残るマスターなのですが、現時点ではこれが
撮影監督の承認した「最も正式なマスター」であるのが何とも・・・
かつて松竹からリリースされていた劇場公開版は、もっと色調も鮮やかでクリアな映像でしたし
画面比率もオリジナルのスコープサイズでした。
この作品の特色である美しい映像を楽しみたい方には個人的には松竹盤がオススメですが
現在は廃盤のようですね。