SOLID 2009-11-10
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この作品はかなりの感動作だと銘打たれていたので期待していたのですが、期待外れでした。
減点の理由は、映画にしてはドラマ性とストーリー性に深みが足りない、そして納得がいかないことでしょう。
内容的には、意味深なシーンがいくつも出てきて、それらが「7つの贈り物」として徐々に回収されていくだけです。
初めて観ると「ああ、なるほど!」と思うけど2回以上観てもあまり面白くはない。
そしてそれらの複線はすべて人間ドラマによって成り立っているが、それがどうも大して感動しない。傑作映画と呼べる出来のそれではなかった。
それに一番問題なのは、「7つ」の贈り物の内のほとんどが「ほぼ同じもの」であり、しかもそれがちょっと不謹慎で納得いかないことである。
これはこの作品が賛否両論になった最大の理由でもあると思う。これに感動したという人も多いですが、倫理的に考えると素直に感動できない。
主人公は本当に正しかったのか?という疑問。私は間違っているとしか思えない。
これは主人公の示す究極の愛の形でもあるが、本当にそれでいいのか?
愛も大切だけど「命」は?自分の存在価値は?
それを無視していることに納得がいかない。悪く言えば脚本の手抜きだとしか思えない。
このモヤモヤがドラマ性の無さを際立たせている。観終わった後の満足度は低かった。
もちろん感動はできなかった。 こんな方法で観る人を感動させようなんて考えが不謹慎だ。